伸び悩む経営者さんって「今の自分で出来ている、大丈夫。」と、思いたい人。

伸び悩む経営者さんって、

 

「今の自分で、

出来ている、大丈夫。」

 

と、

思いたい人なんです。

 

あなたは、そうなっていませんか?

 

 

それの末期パターンは、

 

「今の自分のままでも大丈夫と、

安心させてくれる言葉」を、

常に待っているし、探している状態。

 

 

でも、よく考えて下さいね?

 

そもそもから、それって

 

「今、不安だから」

という状態から出てきている気持ちですよね?

 

でないと、

そんなこと思うこと「すら」

ないですよね?

 

 

だから、そんな時に

 

「今の自分のままで

満足しちゃう選択」

をしたら、

 

状況は、

何ひとつ良くなれるはずがありません。

 

「私は、何もしない」

という選択をするのですから。

 

 

今までも、何もしないから

悪化しているのにも、かかわらず。

 

(今やってることに

さらに自信を持って突き進むのは最高です。

 

「さらに突き進む」という、

今とは違う良い変化を選択していますから。

 

だから、そもそも、

「今のままで満足」とは土俵が違います。)

 

 

だから、

 

「社長、スゴイじゃないですか」

 

「そ、そう?スゴイ?

そうか、スゴイかー。じゃ、これでいいかー」

 

_

 

「社長、いいですねー、

さすがです!」

 

「そ、そう?

やっぱりこのままでいいのかもしれないねー」

 

_

 

「そのままのあなたでも大丈夫です」

 

「やっぱり、そう?

認めてくれてありがとう。

その言葉を待ってたの。」

 

 

…こんなん、

そこに留まるだけです。

 

(言葉のチョイスの問題じゃなく、

言う目的の問題ね)

 

 

一時的に

自尊心が満たされるだけで、

 

何も根本解決してないから、

 

また

「自尊心を満たして欲求」が

噴き出るということが約束されている思考です。

 

 

まさに、

人を惑わす甘言。

 

甘言をたくさん撒き散らすのは、

依存させる商法の大きな特徴ですしね。

 

 

でもね、

「本当に状況がさらに良くなりたい人」には、

百害あって一利なしなんですよ。

 

 

もちろん、

「自尊心満たされたい病」の方になら、

その瞬間は最高の処置かもしれませんけどね。

 

それがないと、生きていけないほど、

心が病んでる人も多いですから。

 

(ただ、あなたは、

本来正常にもかかわらず、

 

 知らず知らずのうちに、

自分から「病んでる自分」に、

なりに行ってないでしょうか?

 

ちょっと注意してみてくださいね。

 

 正直、最近はそっちの人の方が

多いような気がします。)

 

 

でも、

関わるみんなが喜ぶ商売がしたいのなら、

 

「自尊心を満たして欲求」は、

絶対に、絶対に、捨ててください。

 

 

あなたの自尊心ほど、

あなたの商売を

邪魔するものはありません。

 

自尊心を満たす思考を

抱えたまま商売しても、

 

うまくいかないことばかりで、

悩み、悩み、悩み続け、

 

結果的にそれがいちばん、

自尊心を傷つけます。

 

 

「でも、しかし、

でも、しかし・・・」

 

(「怒るでしかし」は、やすし師匠)

 

(い、いかん、要らん脱線させてしもた…)

 

 

自尊心を満たしたい時に、

こういう話を聴くと、

 

キツイだの、

わかってるけどできないだの、

 

でも、しかし、

でも、しかし、と口から出ます。

 

 

ハッキリ言いましょう。

 

目の前に、

「お客さん」がいても、

 

「でもしかし、でもしかし」と、

グダグダ言えますか?

 

 

自尊心を満たすことを考えてる際、

 

「お客さんの満足、お客さんの幸せ」が、

頭のどこかにあるのでしょうか?

 

 

あるわけありません。

 

 

「自尊心を満たして欲しい人は、

今満たされていないのです。」

 

だから、

他人を見る余裕はなく、

 

自分しか

見えていないのですから。

 

 

自分しか

見えていない人の視野は極端に狭いです。

 

その視野で物事を考えても、

何事も空回りです。

 

 

なにせ

「誰か、なんとかして」思考

なのですから。

 

 

身近に溢れるありがたみに気付けず、

外から求めてばかり。

 

 

もう一度言います。

 

身近に溢れるありがたみに気付けず、

外から求めてばかり。

 

これは、そもそもから、

うまくいかない循環なのです。

 

 

でね、そんな時に、

 

まずは自分を満たすことから!

…ばかり考えるのは、

 

「砂漠に水を撒く行為」と同じです。

 

一時的に潤っても、

ずっと渇き続けます。

 

 

でも、

自分の心が潤ってないと、

人なんて見る余裕ない!

 

って思うでしょうが、

それが「罠」

 

 

10年後も同じ悩み

言ってるはずですよ。

 

その自分中心の

甘い甘い認識変えないと、いつまでも。

 

 

何の話か、わかりますか?

 

 

儲かってから、

ボロボロの看板を補修しよう。

 

稼げるようになったら、

もっとお客さんに

還元できることしよう。

 

いっぱい売れるようになったら、

品質をもっと上げよう。

 

 

これ、経営者さんは

どこか正当化していませんでしょうか。

 

この判断は正しいと

思い込んでいませんでしょうか?

 

 

そうではありませんよ?

 

先に自分の潤いを求めても、

あなたの商売は、

いつまでも潤いません。

 

 

先に他人を潤すから、

自分も潤うのです。

 

それが、

商売の原則です。

 

 

いいですか?

 

もう一度言いますね?

 

 

先に他人を潤すから、

自分も潤うのです。

 

 

と、いうことは、

 

自尊心を見ている時点で、

その原則から思いっきり逆走しているのです。

 

 

「でも、しかし、

でも、しかし・・・」

 

だから、そこに、

お客さんの満足や幸せは見ていますか?

 

 

あなたがやっているのは

 

お客さんから、お金を頂く、

「商売」ですからね!?

 

 

売る側(あなた)がいて、

買う側(お客さん)がいて、

 

双方が満足して取引するから、

成り立つのが「売買」ですよ?

 

双方満足、ですよ?

 

ですから、

どちらかの「存在」が意識から抜けたら、

 

どちらかの「満足」が意識から抜けたら、

 

本来の商売というものは、

成り立たないのです。

 

 

だから、

自尊心なんて、邪魔なものに

縛られている思考自体が邪魔なのです。

 

お客さんを

見られないようにさせている原因ですから。

 

そこを見ている限りは、

それ以上の発展がしにくいのは、

当たり前です。

 

 

「それは大丈夫、できてる。」

 

「そこはちゃんと、やれてます。」

 

「ウチは今、

問題ありませんから。」

 

「いまのわたしのままでいいんだ」

 

 

ここで満足して、

そのまま商売続ける方は、

あえて失礼な言い方をしますが、

「お客さんを舐めている」とは思いませんか?

 

どうして、その油断を消して、

もっともっと、

お客さんにとって良い状態を作ることを

常に研鑽しようとしないのでしょう?

 

(逆の立場、

なってみてあげてね。)

 

 

こうなると、経営に

 

「油断」「慢心」が

すごく多い状態になってきます。

 

 

油断・慢心があると、

様々な悪循環を、自分で作ってしまいます。

 

そんな経営者に

なりたくないのであれば

 

「常に良い方向に変わろう!」と、

日々してみてください。

 

 

そして、

「自分を満たす」ではなく、

「先に、他者を満たす」を

向いてあげてください。

 

そうすれば、

「油断・慢心」は、そもそも生まれません。

 

それが出来ることが

「進歩」であり、「進化」、「深化」です。

 

 

自身の進歩を停めた段階から、

 

経営に腐食が起こることを、

覚悟してください。

 

 

油断・慢心は、

消す、なくす、

ではなく、

 

油断・慢心しない状況を作る、

なのです。

 

 

それをするからこそ、

 

結果的に、

「自尊心は満たさなくても良い」状態になるのです。

 

 

その際、あなたは、

「日々、本当の幸せを感じている」

ということになります。

 

 

一時的に満たされる幸せで、

もう満足なのですか?

 

それとも、

商売を健全に営んでいるからこそ味わえる

とてつもない幸せを、

感じ続けたいのですか?

 

 

あなたは、

本当は、どちらでありたいのですか?

 

 

ぜひ、心に

刻んでおいてください。

 

商売において、

「今のままでいい」は

退化を意味します。

 

もし本当に

業績の現状維持をしたいならば、

常に「良い変化」が必要です。

 

商売というのは、

経営者の思考次第です。

 

その経営者が

「今のままでいい」というのは、

気持ちに油断があるのです。

 

そして、

その油断が引き起こす弊害は、

 

直接関わりの

なさそうなところから顕在化していきます。

 

だから、

油断が原因と気付かないまま、

「目の前の問題の対処」だけで

終わらせようとします。

 

 

対処は、

他の「問題の要因」を引き起こし、

 

「対処したから、対処が必要になる」

という状態になります。

 

問題が

色々あふれ出る前に、

 

「常に良い方向に変わろう!」と

してみてください。

 

それだけでも、

結構防げるものです。

 

 

自分では気付かない、

気付けないことというのは、

本当に山のようにあることを、

どうかお忘れなく。

 

商売の歯車を狂わせるのは、

 

結局は

「油断」なのです。

 

 

 

商売する人の福の神

経営者の参謀

新井悟之