「とりあえず試しにやってみて、上手くいくかどうか試してみます」では繁盛しません。

あなたが、

お客さんや関わる皆さんに

今以上に笑顔になってもらおうと

何か取り組みだしたりすると、

 

外野の方が

あれこれ言ってくる可能性はあります。

 

(あの人、草野球でセンター守ってるから、とか

そういう外野って意味じゃないですよ?

あ、わかってる?(笑))

 

 

よろしいでしょうか?

 

外野の声、というのは、

「親切心」から「無責任」に

「好き勝手」なことを言うものです。

 

あなたのために。

あなたのために、と。

 

 

でも、あなたが

 

「本当に何を大切に思って、

その行動を取ろうとしているか」

 

「どんな理想的な未来を創りたいから

その行動を取ろうとしているのか」

 

…などは、

たいてい考慮されていません。

 

 

いわゆる

「商売って一般的にああだこうだ」

ということから

あれこれ意見を発してくださいます。

 

だから、

その意見を採り入れると

俗に言う「一般的な状態」に戻ります。

 

 

ちなみに、

一般的なことが

良い状態か?と言えば、

まず逆です。

 

無難を選んだら、

魅力のない商売になります。

 

だから、

かなり高い確率で

その商売は「悪化」します。

 

 

長年、様々な経営の生の現場を

たくさんたくさん

見てきていますが、

 

外野の声に悪化させられたケースは

実はかなり多いです。

 

もちろん、

その声を発した外野は

そんな自覚ありません。

 

だから、怖いのです…

 

 

商売の一般的な意見を

あなたに言ってくれる外野の方は、

 

こんな言い方して

申し訳ないのですが…

 

結局は、

何にもわかっていない

素人さんの意見なのです。

 

(身内の方やご友人を

こんな風に言ってすみません。

でも、本当のところを

正確に捉えていただかないと

相手の親切が原因で不調になってしまうので。)

 

 

だから、経営者であるあなたは、

理想的な商売の形に対して

絶対にブレてはいけません。

 

基本的に、

どんなにもっともらしくても、

商売の一般的な意見は

聞き入れてはいけないのです。

 

 

それに、自社の経営が

うまくいってないのに、

アドバイスしたがる人は

めちゃくちゃ多いです。

 

みんな、

自分が考えていることは

正しいと思いたいのです。

 

にんげんだもの(笑)

 

でも、他人の経営に口出して

自分の正しさを

証明しようとするのは

正直勘弁してほしいですよね…

 

 

とにかく、

「売上を上げることに対して

実はよくわかっていない素人さん」ほど

無難なセオリー通りに

やろうとします。

 

それが正しい手本のように。

 

あなたのために、

なんとか役に立とうと

必死で役立ちそうなことを

言ってくれているんでしょうけどね…

 

でもね、悲しいかな、

その見本は正しくないから

世間のほとんどが

セオリー通りやっているのに

苦戦する訳ですよね。

 

 

もう一回言いますよ?

 

とにかく、

「売上を上げることに対して

実はよくわかっていない素人さん」ほど

無難なセオリー通りに

やろうとします。

 

(でも、面白いことに、

自分とこの商売のアピールになったら

「ウチはヨソとはこんなに違う!」って

熱弁しちゃったりするんですけどね。)

 

 

「経営をもっと良くしたい場合」には

セオリー通りのアドバイスなんか

聞いちゃダメですよ。

 

そもそも、僕らみたいなプロは

世間が知っているセオリー通りなんて

まったく参考にしないものなんですよ。

 

セオリーを参考にする…

その時点ですでにプロから見ると、

「手順」が間違ってますから。

 

手順が間違っていると、

得たい結果が得られないから

参考にはしないんです。

 

 

 

では、ここで、

ちょっと角度を変えますね。

 

あなたがお客さんとして体験する時のことを

ちょっと思い出してみてください。

 

「皆さんこれを選ばれますよ」

 

「これが人気ですよ」

 

「これが無難ですよ」

 

(あ、こういう声掛けをするのは

まったく悪くありませんよ!)

 

そういう声に、

「ああ、じゃあ…」と

影響される時って、どんな時でしょう?

 

はい、考えてください。

 

 

 

カッチッ、カッチッ、カッチッ…

 

ブー!

 

正解!

 

(どっちやねん)

 

 

 

無難に影響されるときって、

 

「自分が決めきれていない時」

ですよね?

 

 

はい、お客さん時の体験から

経営者のあなたに戻ってきてください(笑)

 

要するに、

あなたの中に、

 

外野の声を

受け容れる「余地」がなければ、

 

外野の声、なんて、

気にもしないはずなのです。

 

「余地」を作るから、

外野の声が気になるのです。

 

 

あなたは、

お客さんや関わる皆さんに

今以上に笑顔になってもらうために、

何か取り組もうと思ったんですよね?

 

 

では、あなたがなぜ、

そんなことをしたいと思ったのか?

 

それは、誰よりもあなた自身が

解っているはずです。

 

 

あなたがなぜ、

その案をやりたいのか?

 

それは、誰よりもあなた自身が

解っているはずです。

 

 

あなたの中での、

様々な要因や心境によって

たくさん葛藤した中から

その決断をしたり、

その案を出したりした訳です。

 

失礼ながら、

外野の方は

その経緯を知りません。

 

経緯を知らない、ということは、

アドバイスに必要な「判断材料」が

完全に足りない状態から

あれやこれやと物申してくる、ということ。

 

つまり、かなり高確率で

残念ながら「的はずれ」なんです。

 

 

僕はいつも

経営者さんが急に

「こんなことをしたい」と

相談してきたら、

 

その「こんなこと」という表面で判断して

ハナから否定したり、

賛成したりせずに、

 

「なんでそう思ったか、

経緯を聞かせて欲しい」と言っています。

 

要するに、

言ってきた「内容」よりも、

それを考え出した「経緯」のほうが

プロからすれば重要なんです。

 

(ここ、経緯をウソついても、

本音を隠して言っても、

臭いがするのでバレます(笑))

 

考え出した経緯が見えないと、

表面の「内容」だけでは

良いとも悪いとも

非常に判断しにくいのです。

 

 

でも、外野の声、

つまり、素人さんは、

表面の「内容」だけで判断して

あれこれ言ってきます。

 

 

しかも、

外野の声の厄介なとこは、

 

私たちは素人だからこそ

お客さんに近い意見だよ、と

もっともらしいことを言う時が

ある、ということなんです。

 

 

確かに僕も、

その商売のお客さんの気持ちを想像して

「お客さんが思っているであろう意見」を

代弁させていただくのは得意であり、

外さないからこそ、よくやっていますが、

 

各商売ごと、各状況ごとに、

お客さんの心理というのは微細に違うから、

 

外野、いわゆる素人さんに

正確に代弁できるような代物では

ありません。

 

 

それに、

ものすごーーーーく大事なのは、

 

今現在のお客さんの心理と、

あなたが理想とする状態の時のお客さんの心理は

明らかに質が違います。

 

もう一回言いますね?

 

今現在のお客さんの心理と、

あなたが理想とする状態の時のお客さんの心理は

明らかに質が違います。

 

 

外野の方が言うお客さんの意見は、

どちらに向かわされようと

しているか、ですよね…

 

まさか今現在のお客さんの心理から

想像して言っているとしたら…

 

ああ、ホンマに怖い。

 

(むちゃくちゃ危険ですよ?

今現在のお客さんの心理から想像して

声を発しているとしたら。

将来「停滞」を呼び込まれますよ。

かなり確実に。)

 

 

さらに言うと、

その外野の人個人の

 

その時その時の心境によって左右される

「結構曖昧な価値基準」によって

その人の想像するお客さんの求めるところも

かなり偏ったりします。

 

 

そんな風に、

外野の声は、

実はかなり厄介なのです。

 

 

しかも、その外野の声が

身内や親しい人からだと、

無下に跳ね返すこともできず、

かなり大変だと思います…が、

 

身内や親しい人の場合は、

あなたが何を大事にしているか、

あなたが何を考えているのか、

あなたが何を成し遂げたいのか、

心から熱弁したら、大丈夫です。

 

しかも、

一回でわかってもらおうとせず、

何度でも話せばいいのです。

 

熱意あればそのくらいは

容易いはずですから(*^^*)

 

たいていの場合、

そういうことをしてないから、

身内や親しい人から

あれこれ言われるだけです(笑)

 

 

さて、最後、

脱線しましたが、

 

外野の声に、

惑わされるのは、

「あなたの中で、

しっかり固まってないから」

だけです。

 

 

無難な正解を

見つけようとばかりせず、

 

色んな人に賛成してもらって

確証を得てから行動しようとせず、

 

先に、

自分の中で、

しっかりと、

決めちゃいましょう。

 

やるなら、やる。

 

他人にあなたの人生を

決められても、

良いことないですよ!

 

 

確実に言えるのは、

外野の声にブレるあなたであるならば、

何事もうまくいくはずがないってことです。

 

 

無責任かつ、的はずれの可能性が

非常に高い、外野の声。

 

誰も、あなたのさらに良い未来は

明確に見えて言っていません。

 

あなたのお客さんの未来の笑顔を見て

言ってくれている訳ではないはずです。

 

気にせず、

お客さんの笑顔、

お客さんのより良い未来を見て、行きましょう!

 

 

 

商売する人の福の神

経営者の参謀

新井悟之